iDeCoとNISAのメリットとデメリットを比較!どちらがあなたに合うか?

資産形成を考える際、NISAとiDeCoのどちらを選ぶべきか悩む方は多いでしょう。NISAは少額から投資を行う方向けに用意された「少額投資非課税制度」であり、イギリスのISAの日本版としてNISAと呼ばれております。また、2024年から新NISAと制度が新しくなりより注目を集めております。
一方、iDeCoは「個人型」の確定拠出年金のことで、アメリカの確定拠出年金制度である401kとして日本版401kとも呼ばれております。『iDeCoが「個人型」であるならば別の「型」があるのでは?』と思われた方、慧眼です。「企業型」の確定拠出年金である企業型DCもございます。
本記事では、NISAとiDeCoに加え、企業型DCの違いや併用活用術にも触れます。あなたの資産形成の参考となり、未来の安心への一助となる情報を提供します。あなたに最適な資産運用の方法を見つけてください。

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目次

NISAとiDeCoの比較

NISA(ニーサ)とiDeCo(イデコ)は、個人の資産形成を支援するための重要な制度である一方、積立方法、分散投資の観点、限度額、運用目的において大きな違いがあります。NISAとiDeCoを比較する際に最も目に付く点は、資金の引き出しに関する部分ではないでしょうか。NISAではいつでも資金の引き出しが可能であるのに対し、iDeCoは原則として60歳からの受け取りが基本の老後資産形成のための制度となっております。

この点に関して、一見するとNISAの方が良いと思われるかもしれませんが、実はそうとも言い切れません。NISAとiDeCoはどちらも運用益が非課税となる制度ですが、iDeCoはそれに加えて、掛金全額が所得控除の対象となるほか、給付時には退職所得控除や公的年金等控除が適用されるなど、さらなる税制優遇がございます。

したがって、短期的な資金運用を重視し、いつでも引き出し可能な運用を希望する場合にはNISAが適しており、税制上の利点をより活かしつつ、長期的に公的年金のみでは不安な将来の老後生活に備えたい場合にはiDeCoが望ましい選択となります。
また、NISAとiDeCoを併用することにより、非課税投資と節税の双方の利点を享受することが可能です。そのため、ご自身のライフプランや資産運用の目的、限度額および節税効果を総合的に考慮しながら、最適な選択を行うのが良いでしょう。

加えて、企業型確定拠出年金においては、給与の他に会社で掛金を負担する制度設計が可能です。会社負担分の掛金は所得とならないため、従業員を単純に昇給させるのに比べて、社会保険料の上昇を抑えることが可能となります。
この設計を採用することで、従業員個人がNISAやiDeCoで受けていた「運用益の非課税」や「所得控除」だけではなく、社会保険料の上昇抑制という実質的な負担軽減が可能となります。昇給するのに比べ折半負担している企業の負担も実質的に軽減されるため、個人だけでなく企業もメリットを享受することが可能となります。SBIでも提供している企業型確定拠出年金制度にご興味がある方は一度以下リンクからご相談下さい。

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NISAとiDeCoの概要

NISAの資産形成における位置付け

NISA(ニーサ)は、「貯蓄から投資へ」の移行を促進するために、資産形成を支援する制度として改良されてきた制度です。

今回は「つみたて」型のNISAを中心に考察を行います。「つみたて投資枠」のNISAは、年間の積立上限額は120万円であり、累計の上限額も設定されており、1,800万円(成長投資枠と合算)までとなっております。

NISAは18歳以上の方であればどなたでもご利用可能であり、受け取りに関する特別な制限もございません。また、売却して空いた枠については翌年から再利用が可能であり、資金のニーズに応じて積み立てた資産を活用できる点が特筆されます。ただし、NISA口座では損失が発生した場合、他の口座と損益通算ができず損失の繰り越し控除も不可能なため、NISA以外でも幅広に投資を行う方は注意が必要です。

iDeCoの資産形成における位置付け

iDeCo(イデコ)は、個人型確定拠出年金として、将来の老後資産を自身で積み立てる制度です。特に退職後の資産形成を重視する方に適しており、毎月着実に積み立てを行うことで、税制の優遇措置を受けながら、長期的に資産を増やすことを目指す制度です。

iDeCoの加入資格は、厚生年金の加入者や国民年金の任意加入者であれば65歳未満、その他の場合は60歳未満までとなっております。年間の積立上限は24万〜81.6万円であり、会社員の場合、27.6万円が基本的な上限となります。NISA(ニーサ)と異なり、iDeCoは累計の上限額の制限はなく、引き出しが可能となるのは原則60歳以上です。
NISAに比べ、iDeCoは投資に対して恐怖感がある場合でも、定期預金などの元本確保型の商品を選んで運用することも可能な制度です。その場合、所得控除や受け取り時の退職所得控除など、税制優遇を享受できる点がポイントです。ただし、積極的な資産形成を目指す場合は投資信託での運用が必要となります。
また、iDeCoは、退職後の資産形成を目的とした制度である点には注意が必要であり、iDeCo加入時には、国民年金基金連合会による一時的な手数料が必要となり、さらに運用中や継続時にも、毎月の掛金に対して管理手数料がかかります。これらのiDeCo手数料は、金融機関ごとに設定が異なるため、積み立てや投資を始める前にしっかりと比較・確認することが重要です。

なお、企業型確定拠出年金においては、上記のようなiDeCoの手数料を含めた管理費用は会社が負担し損金として計上されます。会社が手数料を負担することで、掛金全額が運用に回るため、iDeCoで同額を拠出し同様の運用をする場合に比べて個人資産増加します。さらに、会社の制度設計次第では、個人が自身の給与から掛金を拠出することができ、より多額の資金を積み立てることも可能です。仮に退職する場合であっても、それまでに積み立てた資産は個人資産として、iDeCoや他の企業型確定拠出年金に移管することが可能であるため、ご安心ください。
経営者としては、役員の退職金の積み立てが可能です。また、従業員に対し、退職金の積み立てという形で給与とは別に積み立てを行うことができます。昇給すると折半負担している社会保険料がコストとして発生してしまうため、中々昇給に踏み切れないという方でも、企業型確定拠出年金の掛け金として負担することで、そのようなコストを抑えることもできます。導入費用がかかりますが、SBIでは導入効果のシミュレーションも可能となっております。ご興味がある方は一度以下リンクからご相談下さい。

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このように、NISAとiDeCoは、資産形成の目的や期間において違いがございます。
NISAは、税制優遇が運用益のみに絞られており、いつでも引き出し可能な制度として設計されております。
対照的に、iDeCoは、税制優遇が幅広く適用される一方で、老後資産形成を目的として引き出しに制限がある制度として設計されております。

NISAとiDeCoの両制度にはそれぞれのメリットがあり、全体としてバランスが取られているため、これらを個人の状況に合わせて賢く活用することで、効率的な資産形成が期待できます。自身のライフステージや目標に合わせて、賢くご活用ください。

NISAとiDeCoの併用活用術

NISA(ニーサ)とiDeCo(イデコ)を併用することで、より効果的に資産形成を進めることができます。まず、NISAとiDeCoにはそれぞれ異なる特徴と限度額があります。NISAは少額からの積み立てができ、銀行や証券会社などの金融機関で口座開設が可能です。引き出しに制限がなく、突発的・計画的なライフイベントに備えることができます。一方、iDeCoは老後資金のための積み立てに特化し、掛金の全額が所得控除となるなど税制優遇が大きいのが特徴です。

両者をうまく組み合わせるには、まず自分の資産形成目的やライフプランを明確にし、積み立てシミュレーターなどを活用してシミュレーションを行いましょう。

NISAは、ライフイベントに応じて資金を引き出すことができる点がポイントであり、少額から積み立てながら、住宅購入資金や子供の教育費といった資金ニーズが生じた際に柔軟に引き出すことが可能です。年齢や今後のライフプランに依存しますが、投資に充てる余剰資金が少ない場合には、NISAから始めることも一つの選択肢として考えられます。

iDeCoは、60歳以降に引き出しが可能で、給与所得がなくなった後の老後生活を、公的年金やそれまでの貯蓄に加えて、補完できる点がポイントです。
今後の別の記事でも触れる予定ではありますが、自身がどの程度の公的年金を受け取る予定なのか、老後の生活において公的年金で不足する分をどれだけの貯蓄で補う必要があるのかを把握した上で、iDeCoで積み上げるべき積立目標額から逆算して毎月の積み立て金額を設定することが望ましいでしょう。少子高齢化が進む現代において、将来的な年金の維持が懸念される中、自身の子供などに負担をかけないためにも、税制優遇を活用しながら資産形成をすることで、老後資金の準備を補完し、将来への備えを強化する可能性を高めるものとなり得ます。

本稿にたどり着かれたリテラシーの高い皆様であれば、NISAやiDeCoの利点や欠点を理解され、口座開設の手続きも円滑に進められることと存じます。しかしながら、NISAやiDeCo、または投資を他人事と考える方々も依然として多数存在しております。

この記事をご覧になっている方が、企業の経営者や管理職として人材を雇用・管理される立場にある場合、従業員に対して、会社を辞めた後の老後生活を含め、金融リテラシー向上の啓発活動の推進が必要であるとお感じの方もおられるでしょう。啓蒙施策の一つとして、証券会社や銀行などの金融機関から支援を受け、NISAやiDeCoのセミナーを開催されたという方もいるのではないでしょうか。それにもかかわらず、NISAやiDeCoを開設する従業員が少なく、苦労した取り組みが成果に結びつかなかったというご経験をお持ちの方もいらっしゃるかもしれません。

私自身も個人的に感じるところですが、セミナーを聞いて「良い」と思っても実行に移すには多くの障害がございます。さらに、NISAやiDeCoに関しては、「証券会社や銀行などの金融機関での口座開設をしなければならない」という一見手間のかかる作業があり、相応のエネルギーが求められることでしょう。

一方で、NISAやiDeCoと比較して、企業型確定拠出年金はどうでしょう。NISAやiDeCoは、個人で口座開設をするものであり、一般的には自分で調べて自分で手続きをするものであり、企業には特に大きな事務負担はないかと思います。一方で、企業型確定拠出年金では、企業側に導入手続きに一定の手間を要します。
しかし、従業員を含め実際に加入する方々は、企業が定めた掛金に加え、自身の給与から掛金をいくら拠出するかを決定するだけで資産形成を開始できます。その後は自身のスマートフォン等で商品の選択や資産の状況を確認しメンテナンスをすればよく、従業員にとっては、NISAやiDeCoと比較して、「良い」と思ってからの事務手続きが少ない制度といえます。
役員の退職金の積み立てにとどまらず、従業員への啓発活動としても良い制度と言えるでしょう。さらに、企業側には導入手続きをフォローしてくれる担当者が付き、書類整備などをサポートしてくれます。

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NISAとiDeCoの違いを理解し、両方のメリットをバランスよく活用することで、税制優遇を受けながら資産形成や将来の年金対策に取り組むことができ、効率的な資産運用を目指す一助となるでしょう。併用活用術を身につけ、効率的な資産運用を目指しましょう。

まとめ:制度選択のポイント

積立を毎月行う際、NISA(ニーサ)とiDeCo(イデコ)の違いを理解することが年金準備や資産形成の成功につながります。証券会社や銀行などの金融機関によって取り扱い商品や手数料に差があり、入社後にどの制度を選ぶかも重要な判断ポイントです。年金を補完する老後生活を支えるための資産形成を重視するならiDeCo流動性や資産運用の自由度を求めるならNISAが適しています。
NISAとiDeCo、それぞれの制度のメリット・デメリットや税制上の優遇点を比較し、自分のライフプランやリスク許容度に合わせて選択しましょう。NISAとiDeCoの両制度を併用することで、より効果的に資産を増やすことも可能です。

さらに、会社での加入となり一定のハードルはありますが、企業型確定拠出年金であれば、給与の他で上乗せ支給する制度設計も可能であり、会社や個人の状況に合わせた資産形成が可能となります。SBIでも提供している企業型確定拠出年金制度にご興味がある方は一度以下リンクからご相談下さい。

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この記事を書いた人

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