自社の商品やサービスを知ってもらうきっかけとしてセミナーを活用する企業が増えています。セミナーを通して、お客様にノウハウやその分野の知識を提供しながら自社サービスを知ってもらえるので、成約率も上がりやすいというメリットがあります。
せっかく実施するのであれば、たくさんの方に参加してほしいセミナー。この記事では、セミナーの集客方法から成功させるポイントまで、セミナー集客の方法を詳しく解説します。効果的に集客をして自社サービスの導入に繋げましょう。

営業先開拓の新規企画としてセミナーを開催するんだけど、今のところまだ1人しか集まってないんだよ…
開催日程は決めちゃったしどうすればいいんだろう。



おや、それは大変じゃないカ。
いつ開催するんダ?



3週間後だよ。
講師は部署の上司が担当するんだけど1人のためにセミナーを開催することになったら怒られちゃうよ…



本番までに人を集められなかったら大変だナ。
そんな君にセミナー集客の方法をレクチャーしよウ。
今回の記事では効果的なセミナー集客の方法について解説していク。
セミナーの集客方法【オンライン編】
■メールマガジン(メルマガ)を送信する
多くの方が個人または会社のアドレスでも受け取っている方が多いメールマガジンも効果的な集客方法の1つです。
メールマガジンの活用メリットとして、地域や年齢幅などある程度ターゲティングできる点やチラシなどと異なり紙などを用意しなくても良いので印刷費用が掛からず配信できる点、LPページなどへユーザーを直接遷移させることができる点などがあります。文字数もある程度かけたりHTML形式のメルマガであればバナーも付けられるので、伝えたいことを視覚的にも表現できる点でメリットがあります。
さらに、効果測定ができるツールを利用すれば、開封率やクリック率などを確認でき、次回の配信内容の改善などに活かせる点がオフライン媒体とは違ったメリットと言えます。
ここでは、セミナー集客に効果的なメールマガジンの書き方について少し解説します。
\SBIのメルマガ集客サービス/
件名のつけ方
通常のメールマガジンでもよく言われていることですが、ユーザーに開封されるかは件名次第という点で件名を工夫することはかなり重要度が高いといえます。
特にセミナー集客で活用できる件名のつけ方のポイントは以下になります。
≪ポイント≫
①日程関係を【 】で囲い強調する:
開催日程を【】で囲むとタイトルの内容と混じることも防止しながら視認性がよくなります。【】内には開催日程だけでなく、開催までの日数を記載するのもユーザーの興味を惹きつける上で効果的です。
例)【2/10開催】●●セミナー(△△株式会社)
【開催1日前】●●セミナー(△△株式会社)
【明日開催】●●セミナー(△△株式会社)
②対象者にとって有益な情報を入れる:
受講者の受講動機を想起させるためセミナーを受講したら何が得られるのかをタイトルで明確化することも開封率を向上させるために有効な手段と言えます。
ターゲットとなる読み手が知りたい情報が得られるのかを判断する材料になるので必ず入れたいところです。
例)【●日開催】集客力アップで提案件数を3倍にする方法
③冒頭15文字に重要なキーワードを仕込む:
メールボックスの中に入る多くのマーケティングメールの中からユーザーに開封してもらうためには埋もれさせないように工夫する必要があります。他のメールと差をつけるためには、メールの件名の冒頭の15文字までにユーザーに興味を持ってもらえるキーワードを入れ込むことが効果的になります(タイトル全体はもう少し文字数が多くなってもOKです)。これはセミナー案内に限らずメールマガジンのタイトルで重要なポイントとされています。
例)売上を●倍にした成功事例解説!Webセミナー
本文でポイントとなること
件名ができたところでいよいよ本文作成ですが、本文についてもいくつかのポイントがあります。
①TOPバナー画像に<タイトル、日時、場所(開催方法)、申込リンク>を記載する
THML形式のメルマガで送信できるのであれば、TOPバナーの画像を工夫することで申し込み率をアップさせることができる可能性があります。ファーストビューにTOPバナー画像を設定し、メールを開封したユーザーがセミナーのイメージをしやすいようにします。
TOPバナーでどのような概要なのかを一目で伝えることができるデザインにすることもポイントになります。TOPバナーの画像の必須要素としては、タイトル、日時、場所(開催方法)などがあります。また、バナー画像の中に「セミナー申込はこちら」などの文言を入れ、クリックすると申込リンクに遷移するようにするのも良いと思います。デザインなどの関係で画像中にリンク誘導の文字を入れるのが難しい場合は、真下にCTAボタンを設置するのも申込数を増加させるのに良いでしょう。
また、その分野の著名人や専門家をゲスト講師として登壇してもらえる場合は、講師に許可をもらった上でビジュアルを利用させてもらえると集客力も向上させることができます。
②登録リンク(CTA)は最初と最後におく
CTAをどこに設置するかによっても申込数は左右されるので、どこに何か所設置するかもポイントとなります。メルマガの最初と最後の2か所には必ず設置するのがよいでしょう。
イメージとしては、
・最初:TOPバナー画像の中や真下などファーストビューで視認できる位置
・最後:本文を読み切った後の一番最後の位置
となります。メールの本文が長くなり比較的スクロールが必要になる場合は、中間地点に設置することもおススメです。
また、申込は可能な限り直接行えるようにすることで、申込率を向上させることが可能です。そのため、メールマガジンを通じて送信する場合には、直接申込フォームに接続されるように導線を簡潔に設けることが重要と考えられます。
③本文は長くなりすぎないように要点を伝える
本文で色々と書きたくなってしまうところですが、参加によってどのような学びが得られるのかを的確に伝える努力をすることも大切です。セミナー参加によって解決できる課題に着目し、長くなりすぎないように要点を絞って伝えましょう。また、改行なども入れてPC・スマートフォンで見やすいレイアウトを心がけることも気を付けましょう。
■Web広告などを実施する
Webを活用した広告を実施すると新規で幅広い参加者を獲得できる可能性が広がります。GoogleやYahoo!の検索サイトでのリスティング広告では、検索結果の一覧に表示されるので関連した内容に興味のあるユーザーにアプローチがしやすいです。また、予算に余裕があればリスティング広告と併せてディスプレイ広告を活用すると画像や動画を表示できるので、より視覚的に印象に残る広告を打つことができます。また、リターゲティング広告で自社のWebサイトに訪問したことのあるユーザーに何度か広告を表示させ関心の高い参加者を獲得することもできる可能性があります。


■セミナー集客専門サイト
セミナーを開催するのであれば、セミナー集客専門サイトを利用するのも効果的です。セミナー集客サイトは、ユーザーが参加したいセミナーをカテゴリや参加日程などに絞って検索するためにアクセスしている人が多いため、セミナーに参加したいユーザーにピンポイントでアプローチすることができます。掲載料がかかる有料のものや無料のものがあるので、費用を確認しながら予算に合った方法で掲載を進めるのが良いでしょう。まずは無料からはじめて効果を確認するのも良いかもしれません。
サイトによっては、登録テンプレートやSNSでのシェア機能、サイト会員へのメルマガ配信などのオプションで集客を強化できるものもあるので、どのような機能を利用して拡散したいかも考えながら掲載するサイトを探してみても良いでしょう。
サイト名 | サイトの特徴 | 無料掲載 | 無料でできる機能 |
Peatix | ●セミナーやイベントの告知や集客・チケット販売、参加者管理などを一括管理できるサービス ●年間イベント参加者数520万人、オフライン・オンライン合わせて常時20,000以上のイベントが掲載されている | あり | ●イベントページの作成・公開 ・チケットの発行 ・参加状況の管理 など |
こくちーずプロ | ●87万人が利用するイベント集客プラットフォーム ●有料イベントを開催する場合のみ手数料がかかる | あり | ●イベントページの作成・公開 ●イベント管理者を複数人設定可能 ●パスワードを知っている人だけが申し込めるイベントページのパスワード制限を設定可能 |
セミナーズ | ●日本最大級のビジネスセミナー情報サイト ●有料セミナーを開催した場合手数料が発生 | あり | ・イベントページの作成・公開 ・限られた方だけにセミナーページを公開する「限定公開」機能あり |
TECH PLAY | ●IT系の勉強会やイベント、交流会の情報を集約・掲載するサービス ●スキルアップやキャリアアップのための技術記事も提供し、イベント管理機能も無料で利用可能 | あり | ●イベントページの作成・公開 ●メルマガ掲載(ページ公開時) ●参加者の抽選機能 ●アンケート配信 ●限定公開ページ作成 |
Doorkeeper | ●コミュニティを作りながらイベントを開催できるサイト ・1,650円 / 月 (税込)~イベントを開催できる ●セミナーやイベントを通して継続的な関係構築をするのに向いている | なし | ー |
セミナーBiZ | ●ビジネスに役立つノウハウ、起業、投資、異業種交流会まで、幅広いジャンルのセミナー情報を集めた総合サイト ●参加費3,000円未満であれば掲載料金0円で始められる | あり | ●イベントページの作成・公開 |
TECH+ | ●総合ニュースポータルサイトであるマイナビニュースより生まれたITを中心としたテクノロジーを活用したい人に向けたビジネス情報サイト ●LP作成や動画撮影、集客、基調講演者のアサインなどセミナー開催に関わる様々な手配を依頼できる | なし | ー |
■プレスリリース
企業がメディア向けに発信する「プレスリリース」もセミナー開催の認知拡大に効果的です。
自社HPなどでプレスリリースを公開することで、メディアをはじめ幅広い方に閲覧される可能性が高まります。また、上手くいけばリリース公開をきっかけにニュースサイトなどのメディアに掲載され、多くの方にセミナーの情報を知ってもらえるきっかけになります。
メルマガやWeb広告、セミナー集客専門サイトとは異なり狙ったターゲットへピンポイントの周知より、幅広い層への認知を広める目的で活用するのが良いので、開催が決定したら早めに打ち出すとよいでしょう。
■オウンドメディア
自社でブログやWebサイトなどのオウンドメディアを運営している場合には、セミナー集客でも役立てられます。例えば、サイトの目立つ部分にセミナーのバナー画像などを設置したり、ブログなどでセミナーの特集記事を書いて詳しく紹介することもできます。オウンドメディアを活用するメリットとしては、会社の取り組みを紹介できるので、自社サイトをよく閲覧してくれるユーザーに対してアプローチができる点です。普段からサイトを見てくれているユーザーに「この会社、こんなこともしているんだ!」と活動を伝えることができるので、関心の高いユーザーにセミナーの案内ができる可能性が高まります。
自社サイトのリソースを活用できるので、費用をかけずにバナーや記事を掲出できる点が魅力と言えます。
■SNS
紹介したいセミナーの内容によっては、SNSを活用した広告でも効果を発揮できる可能性があります。中でも法人向け(BtoB)サービスの場合は、ビジネス上の繋がりを形成する目的で利用するユーザーの多いFacebookを活用し、セミナー集客を行うケースも多くあります。Facebookでは、他SNSと比較して幅広い層の登録が多く、興味関心のあるテーマなどの条件で絞り込みながらターゲティングできる点でも適した広告媒体です。Facebook広告では、テキストと併せて動画や画像も掲載できるので、視覚的にもメリットを訴求しやすい点でも利用しやすいでしょう。
Facebook広告の他にX広告もあります。X広告ではリツイートやハッシュタグで拡散効果が期待できる点がメリットと言えます。
また、SNSの良い点として、投稿するだけであれば無料というポイントもメリットの1つです。有料で広告を打てばより多くのユーザーへアプローチができますが、まずは試しに無料で投稿してみるというのも1つの方法です。
どのような内容のサービスを紹介したいか、どのような内容のセミナーを行うかによっても掲出する媒体が異なってくるので、媒体を比較してどの媒体と相性が良さそうか検討することをおススメします。


セミナー集客方法【オフライン編】
■DMやハガキ
DMやハガキを送って多くの方に郵送してセミナー開催を周知するという方法もあります。オンライン系の広告とは異なり紙媒体で届けることができるので、物理的に物が残り申込登録をし忘れてしまうことを防止できます。また、捨てられてしまうことを防止するためにDMやハガキ限定の割引などお得さを感じてもらえる特典を付けて送ると効果的です。
高齢者以上の方でも見やすいので、高齢者層もターゲットになりそうであれば送付を検討してみるのも良いでしょう。
以下にDMやハガキ原稿を作る際のポイントをまとめました↓
✓一目でセミナーの内容が分かる
✓見やすいデザインや文字の大きさなどになっている
✓参加申込フォームや申込QRコードを載せている
✓DMやハガキの方限定の特典を付けている
DMやハガキを活用する場合は、チラシの印刷費用や郵送費用を予算として見積もっておく必要があります。また、自社のユーザーや自前のアプローチリストを持っていない場合、DMやハガキを送るサービスを活用してみると自社ではアプローチができなかった顧客にもアプローチができるようになるので、より多くの新規顧客にアプローチしたい場合は検討してみるのも良いでしょう。
\SBIでDM広告ができるって知ってる?/
■チラシやポスター
セミナーのターゲットが多く集まりそうな場所に当てがあれば、チラシやポスターを作成し、設置してみるのも1つの手段です。設置できる場所には他のサービスやお知らせのポスターやチラシが集められていることが多いので視覚的に魅力があり、情報が瞬時に伝わるデザインにすることが鍵です。チラシやポスターを活用する場合にもQRコードなどを紙面に組み込み、申込やセミナーのサイトへの導線を作ることも忘れずに行いましょう。
また、セミナーがオフラインの場合は次回のセミナー案内チラシやポスターを張り出したり配布することで、効果的に次回以降の参加者を集めることができます。
■集客代行サービス
自社に代わってセミナー集客を代行してくれる「集客代行サービス」を活用する方法もあります。社内のメンバーでは手が足りない、自社で保有するリスト以外のターゲットにもアプローチしたい、集客ノウハウがまだないという場合には、セミナー集客代行サービスを利用するのも1つの方法です。
テレアポやWeb上での広告のほか、メルマガを送ってくれるものまで様々な方法があるので、自社のターゲットにどの方法が一番アプローチできそうかで代行サービスやプランを検討するのが良いでしょう。料金も固定費型、固定費+成果報酬型、完全成果報酬型などのパターンに別れ、予算も最低50万円ほどを見積もっておくのが良さそうです。
メリットとして、新規のターゲット層にアプローチできることはもちろん、営業活動やセミナーコンテンツ企画などの本質部分に手間や労力を割ける点が大きなメリットと言えます。
デメリットとして、代行サービスの企業が持っているアプローチリストが自社のターゲット層とミスマッチの場合、費用に見合った参加者や参加者の人数が確保できない可能性がある点です。利用を検討する際には、過去の集客実績や集客できる分野のセミナーなどをしっかりと確認して発注しましょう。
固定報酬か成果報酬、あるいは両方の組み合わせによりコストは発生しますが、集客のノウハウやリソースがない場合などに有効な方法です。
■テレフォンアポインター(テレアポ)


テレアポでセミナー集客を行うことも有効な手段の1つです。テレアポでは、電話で直接会話をしながらセミナーの説明ができるので、顧客にセミナーの趣旨やメリットが伝えやすい、その場で出た疑問を解消して参加申込に繋げられる点でメリットが高いです。また、他の集客方法では、最終的に申込の作業をする主体が顧客になるので、同意をとりながら参加申込まで獲得できる点で申込までコミットできる点が他とは異なります。テレアポの獲得の見込みは1~10%と言われているようです。営業力によっても変わってくるのでテレアポサービスを外注する場合には実績を確認してから検討するのが良いでしょう。
申込に繋げられなかった場合でも、どのように断られたかで参加が獲得できなかった理由の分析ができ、集客方法やセミナー企画、対象ターゲットの見直しなどの改善につなげることができます。
また、テレアポは、メールマガジンやDMなどと併せて実施するのが効果的です。例えば、事前にDMやメルマガを先に送付しておき、実際に画面や紙面を見ながらテレアポで説明すると内容や情報が伝わりやすいでしょう。
■交流会
広告などを行う方法とは異なりますが、交流会に参加し人脈を広げるのも1つの方法です。業界業種やある特定の分野の知見を高めたいなどの目的を持つ人が集まるコミュニティが交流会を開催しています。
交流会で名刺交換や(可能であれば)チラシの設置や配布ができると興味のある人にピンポイントにアプローチすることができるでしょう。交流会後にフォローアップの連絡を送るなどして継続的なコミュニケーションをとることができれば、イベント参加へ繋げることも可能です。
■共催セミナーを開催する
共催セミナーを企画して集客することでより効果的に参加者を集められる可能性があります。共催セミナーとは、複数の企業が類似テーマで共同開催するセミナーです。複数社で集客したリストを共有できるので、単独開催よりも新たな顧客にアプローチできる機会となります。
新たな顧客にアプローチできる以外に1社あたりの集客コストを抑えられる点や1度の開催で複数のセミナーが開催できるため顧客満足度を上げられる点などメリットが複数あります。
共催セミナーを開催する際のポイントとして、自社がアプローチしたい顧客と関連する顧客をもっていそうな企業と組んでセミナーを企画するのがよいでしょう。
セミナー集客で失敗しないためのポイント
セミナー集客を成功させるためにはいくつかのポイントがあります。ポイントを抑えながら集客でやることを洗い出していくと成功への近道です。ここでは、そんな集客で押さえておくべきポイントを解説します。
■ターゲットを明確にする
セミナー開催が決まったらまずは、ターゲットを明確にするところからスタートです。ターゲットは、その後の集客方法や手段を左右するので非常に重要なポイントとも言えます。
BtoB向けのセミナーであれば、大企業向け/中小企業向け、特定の業界・業種向け、経営者向け/担当者や社員向け、企業の●●担当者向け、など様々なターゲットを想定することができるので、自社サービスがどのターゲットにマッチするか考えてから集客方法の検討に進みましょう。


■セミナーの概要を明確にして案内を作る
セミナーのターゲットを明確にした上で、目的や内容のようなセミナー概要を固めていく必要があります。参加希望者に案内するセミナー概要に必要な要素を以下に挙げていきます。
<決めておくべき内容>
✓ セミナーのタイトル:一目で内容が分かるタイトルにする
✓ 対象のユーザー:どんな人を対象にしたセミナーなのか
✓ 当日の講師(と講師の人物像):講師の経歴や専門分野・領域を端的に伝える
✓ 内容:目的などを明確にしてセミナーで説明されることのイメージがつきやすいようにする
✓ 参加したことで得られるもの:知識やノウハウなど参加したことで持ち帰れるメリットを伝える
✓ 当日のアジェンダ:アジェンダを共有することでよりイメージがわきやすくなる
✓ その他必要事項:日時、開催場所(方法)、定員、参加費用
これらの内容は、メルマガやWebサイト、チラシやDMなどの媒体にも掲載することになる内容なのでできるだけ早めに詳細を決める必要があります。わかりやすく整理して、プロモーションに活かせる形にしましょう。
■集客のスケジュール感を明確にする
予め集客スケジュールを立てておくこともポイントの1つです。実施したい集客方法によっても異なりますが、インナーの顧客を中心に集客する場合は、最低でも1か月程度前から準備をはじめておくのが良いと思います。インナー顧客のみならず外部のサービスを活用して新規顧客を獲得したい場合などには、2~3か月前から準備を始める必要がある場合もあるので、どの方法を活用するかと併せてスケジュールを考えてみましょう。
万が一、集めたい参加者数が集まらない場合に追加で次の一手を打つことができるくらいの余裕を持ってスケジュールを立てるのがおススメです。
■専用Webページを用意する
概要の説明から申込受付までできるセミナー専用のWebページやLPページを用意しておくこともポイントです。メルマガやWeb広告の際に必要になるのはもちろん、DMやチラシのような紙媒体でもQRコードを張り付けておけばその場で申込に繋げることが可能となり参加者にとっても気軽に申し込みができる点で良いでしょう。
また、気になるセミナーをWeb上で調べる参加者も居るので、調べた際にサイトが出てくる方が信頼性が上がる可能性も高いでしょう。
■参加特典など参加者へのメリットを用意する


参加特典を用意して、特別感を与えることも集客のポイントの1つです。特典にも金銭的なものとセミナー内容に関連したノウハウ的なものの2種類があります。
①金銭的なもの
金銭的なものでは、例えばAmazonギフト券やデジタルギフト、カタログなどのプレゼントを用意することが考えられます。この場合、参加者1人あたりの獲得単価を計算する際にはプレゼント代金を合わせて考える必要があります。
また、上記以外ではセミナー参加者限定で自社サービスの割引クーポンや自社サービスを発注する際に利用できるポイントを付与するなども考えることができます。
②ノウハウ的なもの
セミナー参加者は、参加したセミナーの分野のノウハウや知識を得たいという目的の方が多いので、「アーカイブ動画の提供」や「セミナー資料をプレゼント」「セミナー参加者限定のお役立ちノウハウ資料プレゼント」などのセミナーに関連したものを特典としても喜ばれるでしょう。
また、実施後アンケートを実施する場合は、「アンケート回答者全員」を対象にプレゼントするなど工夫をするとアンケート回収率も高まります。セミナー開催後のアプローチを見据えて特典を渡すタイミングも検討するのが良いでしょう。
■複数の集客方法を組合せる
セミナー集客では、1つの方法に絞るのではなく、ターゲットを獲得できそうな複数の集客方法を組み合わせて実施する方が効果が出やすいといえます。
例えば、メルマガとWeb広告を組合せたり、テレアポとDMやハガキを組み合わせたりで対応すると相乗効果を発揮できる可能性が高まります。オンラインの方法とオフラインの方法を組み合わせるなどの工夫をしてみても良いでしょう。
SBIの法人向けセミナー集客サービス
バリュープレイスでは、セミナー集客代行を行うサービスを実施しています。
グループ内のメールマガジンリストへご案内を送信できるメルマガ送信やDM送付、セミナー共催企画などいくつかの方法で集客が可能です。
セミナー内容や集客目標、予算に応じて相談できますので、セミナー集客サービスをお探しの場合は、お気軽にご相談ください。
\SBIの法人向けセミナー集客サービスに興味がある方必見!/
自社のターゲットに合った方法で集客を成功させよう!(まとめ)


いかがでしたでしょうか?セミナーの集客にはオンラインやオフラインを含めいくつかの方法があることを紹介してきました。セミナー集客を成功させて目標の参加者を獲得するには、自社サービスのターゲットに合った方法で集客することが鍵となります。
また、1つの方法のみに頼るのではなく、いくつかの方法を組み合わせた上で相乗効果を発揮できる可能性が広がるので予算のバランスを見ながらいくつかの方法に分けて実施することも検討しましょう。